(中国)14年乗用車販売は10%増、15年は9%に鈍化へ=調査会社LMC

2014年12月9日 09:49


*09:49JST (中国)14年乗用車販売は10%増、15年は9%に鈍化へ=調査会社LMC
中国の乗用車販売は、2014年通年で前年比10%増を確保する見通しだ。セダン車、
スポーツ用多目的車(SUV)、ミニバン(MPV)の販売台数は、今年10月に前年同期比
10%増の165万5286台に上っている。伸びは第3四半期(7~9月)の8%から2ポイント
加速した。繁忙期の第4四半期にも、盛り上がりが持続する見込みという。盖世汽車
網が5日、英系調査会社の業界調査会社LMCオートモーティブからの情報として伝え
た。
ただ、今後は成長が緩やかに鈍化していくと分析。15年の新乗用車販売に関して
は、伸びが9%に減速するとの見方を示した。
業界団体の中国汽車工業協会によると、1~10月の累計では、商用車を含めた新車
全体の販売台数は6.6%増の1898万8100台、生産台数は7.9%増の1927万100台にとど
まった。伸びは前年同期からそれぞれ6.9ポイント、5.7ポイントずつ鈍化している。
同協会は、14年通年の新車販売台数について、伸びは前年比で4.6%前後に低下す
ると予想した。従来は8.3%増を予測していたが、販売の減速を受けて10月に下方修
正している。
13年通年の新車販売実績は、前年比13.9%増の2198万台に達した。2000万台の大
台を超えたのは初めて。5年連続で世界トップを維持した。生産台数は14.8%増の
2211万台。直近3年間の新車販売は10年が1806万台、11年が1851万台、12年が1931万
台で推移している。

【亜州IR】《ZN》

関連記事

最新記事