政治から読み解く【経済と日本株】:自民党、単独で3分の2に迫る勢いと報じられ
2014年12月8日 14:14
*14:14JST 政治から読み解く【経済と日本株】:自民党、単独で3分の2に迫る勢いと報じられ
5日から7日にかけてJNNが毎日新聞と共同で行った選挙情勢では、自民党が現有議席を大きく超え、単独で3分の2(317議席)に迫る勢いと伝わっている。先週木曜に伝わった公示日前の段階では「300議席をうかがう」という内容だったことから、追い風、向かい風など風が吹かない選挙選のなか自民党は優勢に進めている様子だ。
一方、「今回投票に行くかどうか」との問いに対して「必ず行く」との回答は65%で、2年前の政権交代選挙時の69%を4ポイント下回った。「たぶん行く」は23%で前回(20%)よりやや増えたが、目立った風が観測されない今回は前回の投票率(59.3%)を下回る可能性が高まっている。
週末に迫っている投開票を前にして、日経平均は本日18000円台を朝方回復している。心理的な節目と言われていた18000円台に乗せたことで、市場では「選挙アノマリーを意識した動きに達成感が見られるかも」との声が上がっている。「選挙アノマリー」は解散から投開票の前営業日までは強く、投開票の翌営業日から1ヶ月後のパフォーマンスはさえないといった内容だ。今週末にはメジャーSQも控えていることから大きく上下に動く可能性も。《MT》