欧州中央銀行定例理事会:タカ派 対 ハト派

2014年12月5日 11:35


*11:35JST 欧州中央銀行定例理事会:タカ派 対 ハト派
欧州中央銀行定例理事会の2名の中銀当局者が、「ECBは次の1月の理事会で広範囲にわたる量的緩和のパッケージを準備する」と、ハト派的な見解を述べた。


ドラギ欧州中銀総裁は、早期の量的緩和の導入を明言せず、「2015年1-3月に、現在の刺激策を再評価する」と述べた。


欧州中央銀行(ECB)による量的緩和、ユーロ圏加盟国の国債購入は財政ファイナンスを禁止した「リスボン条約」に抵触することで、欧州中央銀行定例理事会でも、タカ派とハト派の議論が続いている。


1月の欧州中央銀行定例理事会で量的緩和が導入される条件としては、原油価格が続落して、ユーロ圏のディスインフレ懸念が高まること、12月11日に実施される2回目のターゲット長期資金供給オペ(LTRO)が予想を大幅に下回った場合、となる。《MY》

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