三菱電機、平均待ち時間を約1割短縮したエレベーター行先予報システムを発売

2014年12月3日 15:41

 三菱電機は3日、利用者の行き先に応じてエレベーターの運行を自動制御するエレベーター行先予報システム「ELE-NAVI(エレ・ナビ)」の新製品を12月17日に国内外で発売すると発表した。価格は個別見積り。

 このシステムは、各階でそれぞれの利用者が乗り場の操作盤を押してから目的の階に到着するまでの予測時間をもとに、乗車するエレベーターを割り当て、エレベーターの運行効率を上げるというもの。同社測定で、従来型行先予報システム搭載エレベーターと比べ、朝の出勤時や昼休み時などの混雑時間帯の平均待ち時間を約1割短縮できるという。また、非混雑時間帯に60秒以上の待ち時間が発生する確率を2割減らせるという。

 乗り場の操作盤は、建築空間と調和させつつ、存在感を示す外観デザインとし、10.4インチのタッチパネル画面で操作が可能となっている。また、別途セキュリティシステムを追加することで、カードリーダーとIDカードを使った認証が利用できる。(記事:松本 茂樹・記事一覧を見る

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