電通、等身大アンドロイドタレント事業を始動 第1弾はマツコ・デラックスさんの「マツコロイド」

2014年12月2日 17:49

 電通と子会社の電通テックは2日、デジタルテクノロジーを駆使した新しいノンヒューマン・タレント開発事業「デジタレ」を始動すると発表した。

 「デジタレ」事業の第1弾は、エーラボおよびナチュラルエイトとの共同で開発した「マツコロイド」である。これは、タレントのマツコ・デラックスさんをモデルにした等身大アンドロイドタレントである。アンドロイド研究の第一人者である大阪大学の石黒浩教授(エーラボ技術顧問)の監修のもと開発した。マツコ・デラックスさん本人の忠実なアンドロイドを目指して、頭からつま先にいたる全身を型取りし、表情やしぐさ、癖なども研究した上でリアルに再現した。

 電通グループではアンドロイドタレントのようなコンテンツ開発のニーズが今後高まっていくのではないかと考えているという。電通は11月、社内に「電通ロボット推進センター」を立ち上げた。今回の「デジタレ」も、新たなコミュニケーション・コンテンツの開発に向けたプロジェクトである。その特徴は、さまざまなテクノロジーを起点に、新たなタレントを開発することである。

 今回リリースする「マツコロイド」は、アンドロイドタレントとしてデビューした後、番組出演にとどまらず、イベントやCMでの出演など多方面での活動を精力的に行っていく方針だ。

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