ついに首都高速中央環状線「C2」完成! 都内に入らず華麗にスルー?

2014年11月30日 21:35

 首都高速道路は中央環状品川線、大井ジャンクション(JCT)と大橋JCTを結ぶ9.4kmが2015年3月に開通予定と発表した。これにより首都圏三環状(“C2”こと中央環状線、“外環”こと東京外かく環状道路、“圏央道”こと首都圏中央連絡自動車道)の最初の環状線が完成する。ちなみに山手トンネル(湾岸線~池袋線)の長さは18.2㎞となり世界第二位のトンネルとなる。

 資料によると、これまで新宿から羽田空港へ“C1”こと都心環状線経由で走ると40分かかっていたがC2経由で走ると20分まで短縮できるそうだ。さらに美女木JCTから羽田空港だとこれまで70分だったものが40分まで短縮されるそうだ。

 つい数年前まで、中央自動車道、東名高速道路、首都高速湾岸線等から来た車は一旦C1に集まってから北や南や東に向かっていたことを考えると、現在は手前の圏央道や今回のC2、そして従来通りC1も使えるということで選択の幅が広がり、例え大橋JCTの渋滞がこれまで以上に酷くなろうとも都内中心部の混雑は減るだろうと感じる。

 都内を走るドライバーならわかると思うが山手トンネルは魅力的な路線なのだがあまり走りたくない。首都高道路交通状況マップやVICS情報を見ると大橋・板橋・熊野町JCTはいつも真っ赤(渋滞)だからだ。

 大橋JCTと同様、他の路線と合流する板橋・熊野町JCTも渋滞や事故が多いがこちらは車線を増やす工事が進められている。こちらの改良判断は早かったのに大橋JCT付近はとくに改良情報はない。現在は夜間しか大橋JCTを利用しない筆者としては来年3月の完成で昼間どうなるかはかなり期待しているし、あらためて昼間の大橋JCTを体験してみて機会があれば報告したいと思う。

 ちなみに、現在筆者が走っているルートについてだが、あらかじめVICS情報を確認し、C2やC1が混んでいることを確認したら、東名高速道路からの上りの場合は東京インターチェンジ(IC)で降りて環八(東京都道311号環状八号線)を20㎞ほど北上して練馬ICから外環に乗るルートを通る。中央自動車道も高井戸ICを降りて環八を北上となる。(逆も同様)

 首都高速湾岸線から北上する時はかなり悩む。環八も環七もかなり距離があるし、C1はいくつもJCT渋滞が待ち受けているからだ。たぶんこの横浜方面から埼玉方面(その逆も)へ抜けるルートが山手トンネルの役割なのだろう。(編集担当:久保田雄城)

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