安川電機、インドネシアにロボットセンタを開設

2014年11月28日 10:37

 安川電機は27日、インドネシアにおけるロボット事業の強化を目的に、同国首都ジャカルタ市内にインドネシア・ロボットセンタ(インドネシアRC)を開設したと発表した。

 ASEAN地域経済の中核を担うインドネシアは、豊富な天然資源を有し、また世界第4位の人口を擁している。このため、今後も中長期に渡り持続的な経済発展・市場の拡大が見込まれている。安川電機は2008年1月に現地法人である「PT. Yaskawa Electric Indonesia」を設立し、以来、現地での生産自動化に貢献すべく事業活動を推進してきた。今回、同国市場における販売・サービス体制の充実、顧客開拓、顧客の価値創造の支援をさらに強化するべく、インドネシア市場においてロボットセンタを開設した。

 この施設は、ユーザーにロボット操作教育、保守教育を提供するとともに「来て・見て・触って」をコンセプトに、実機を使ったデモやテストを通じて、ロボットへの理解を深めてもらうことを目的としている。現地での自動化ニーズが高い自動車・二輪車・建設機械・食品・医薬品・化粧品等の市場への各種ロボットソリューションの提案・提供を強化する方針だ。

 またこの施設では、ロボットを使った自動化設備の設計・製作を顧客から請け負うシステムインテグレータ(SI)へのロボットに関する最新情報の提供や教育などのサポート体制も強化する。

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