企業の業績・働きやすさ・成長性などトヨタがトップに=日経リサーチ

2014年11月28日 10:51

 日経リサーチは27日、総合企業ランキング「NICES(ナイセス)」2014年度版の調査結果をまとめた報告書を12月下旬から販売すると発表した。「NICES」は企業に関係する様々なステークホルダーにとっての「優れた企業」像を探るため、日本経済新聞社・日本経済新聞デジタルメディア・日経リサーチが共同開発した企業評価システムで、5つの観点で上場企業を総合的に評価するものである。

 2014年度版は、トヨタ自動車が昨年2位から順位を上げ、5年目の調査で初の首位となった。また、「消費者・取引先」で大幅に順位を上げ首位に立ったキヤノンが、総合ランキングでも18位から4位に急上昇した。昨年に引き続き自動車大手が上位をキープするなど、円安の影響を受けてグローバルに展開している企業が好調だったとしている。

 「NICES」報告書は、ランキングの基礎となる各企業へのアンケート結果と公開財務データを企業規模別・業種別に集計し、詳しく掲載している。日本を代表する有力企業約500社の回答データ・財務データを基にした集計値から、業界や同規模の企業の中での位置付けが把握できる。

 報告書は、CD-ROM(PDF形式)で提供され、価格は2014年度データ集が3万円(税抜き)、2014年度時系列編が3万円(税抜き)である。

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