(中国)広州モーターショー、ハイブリッド6モデルが世界初公開
2014年11月26日 08:32
*08:35JST (中国)広州モーターショー、ハイブリッド6モデルが世界初公開
広東省広州で開かれている自動車国際見本市「第12回広州モーターショー」では、世界初公開モデル56台のうち、6台(11%)がハイブリッド車(HV)だった。航続距離や充電インフラなどの面で課題が多い電気自動車(EV)ではなく、ターボ技術に次ぐ省エネエンジン技術として、海外メーカーを中心にハイブリッド技術を重視する動きがみられ始めているという。中国経済網が24日付で伝えた。
世界初公開モデルとなったHVは、北京現代の9代目「ソナタ」、広州本田の9代目「アコード」、BMW5シリーズロングホイールベースのプラグインハブリッド(PHV)モデル「530Le」、アウディのコンセプトHV「スポーツ・クワトロ・レーザーライト」、トヨタの新型「カムリ」、比亜迪(BYD:1211/HK)の7シートミニバン「商」。いずれも最新のハイブリッド技術を搭載している。
政策の後押しも受けて、今後は自動車各社がHVを中国に投入する動きが加速すると予想される状況だ。国務院は今年7月21日、「新エネルギー車の普及・応用加速に関する指導意見」を公布。この中でPHVを新エネ車の重点発展方向の一つに組み入れることを初めて明確にした。
広州モーターショーは、広東省広州市の中国輸出入商品交易会館(琵州館)で今月29日まで開催。完成車、自動車部品、輸送機器、物流に関連する内外企業が出展する。規模を拡大させた今回は、「新エネ車」の専用展示エリアが初めて設けられた。
【亜州IR】《ZN》