オバマ米大統領の原油安戦略 : ロシア&イスラム国

2014年11月25日 14:54


*14:54JST オバマ米大統領の原油安戦略 : ロシア&イスラム国
下落基調にある原油価格は、27日の石油輸出国機構(OPEC)総会で大幅な減産の決定が見送られた場合、1バーレル=60ドル台まで下落する可能性が懸念されている。


ロシアの国家予算は、1バーレル=104ドルを前提としており、原油価格が1バレル当たり12ドル下落すれば、ロシアの国家歳入は400億ドル減少する。


1998年8月、ロシアがデフォルト(債務不履行)に陥った時、原油価格は9.8ドルの安値まで下落していた。

オバマ米大統領は、シェールガス革命を背景にして、原油価格安誘導を図ることで、ウクライナに絡むロシアへの経済制裁を強化し、原油売却を資金源としているイスラム国への締め付けを目論んでいる。


石油輸出国機構(OPEC)総会では、1バーレル=85ドルで国家予算を組んでいるサウジアラビアの動向に要注目となる。《MY》

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