ムトーエンジニアリング、デスクサイズの小型パーソナル3Dプリンタ
2014年11月25日 12:30
MUTOHホールディングス傘下で、設計・製図機器やCADソリューション事業を展開しているムトーエンジニアリングは、TCSグループの姉妹会社であるニッポー株式会社が製造販売しているパーソナル3Dプリンタ「遊作くん」の筐体に、自社開発した熱容量の大きなヘッドを搭載した「MF-500」の販売を12月1日より開始する。
「MF-500」は、ムトーエンジニアリングのパーソナル3Dプリンタ「MFシリーズ」の最小機種と位置付けた個人ユースに適したデスクサイズの製品だ。目的に開発した自社ヘッドにより、同社比1.2倍の高速化と吐出樹脂の太さが安定しバリや返しを出さないよう高精度化した。また、ヘッド専用冷却部品を組み込むことで、フィラメントを素早く溶かしながら造形の冷却にも効果を発揮するという。
造形サイズは、最大100mm×100mm×100mm(幅×奥行×高さ)。本体サイズは250mm×300mm×350mm(幅×奥行×高さ)、重量は8kg。最大積層ピッチは0.5mm、マテリアル(フィラメント)は、PLA樹脂の全9色を提供している。リールは250g/1.7mmの小口径タイプを採用している。価格はオープン(市場想定税抜き価格8万5,000円前後)で、初年度に1000台の販売を想定している。