ドラギ欧州中銀総裁のバズーカ砲第2弾

2014年11月24日 16:04


*16:04JST ドラギ欧州中銀総裁のバズーカ砲第2弾
ドラギ欧州中銀総裁は、2012年の夏、「ユーロを守る為には何でもする」と表明し、「国債購入プログラム(OMT)」というバズーカ砲を持ち出した。


ガイトナー元米財務長官の近著によれば、2012年夏の発言当時、ドラギ欧州中銀総裁はユーロを守るための方策は何も考えておらず、バズーカ砲も一度も発射されることはなかった。


先週、ドラギ欧州中銀総裁は、「インフレを押し上げる為には何でもする」と表明し、量的緩和というバズーカ砲を発射する可能性を示唆した。


ドラギ欧州中銀総裁は、欧州中央銀行(ECB)のバランスシートを1兆ユーロ拡大させることを示唆しており、欧州連合(EU)は約3000億ユーロの投資基金の設立を示唆している。


ユーロ圏がデフレに陥った時、ユーロ・ドルは1.2000ドルを割り込む可能性が高いことで、「マジノ線」を防衛するドラギ欧州中銀総裁のバズーカ砲第2弾が発射される可能性も高いことになる。《MK》

関連記事

最新記事