NYの視点:IMMの円売り持ちポジション

2014年11月22日 07:01


*07:03JST NYの視点:IMMの円売り持ちポジション

ドル・円は、2005年8月の小泉政権による「郵政解散」の後に、110円付近から121円40銭まで上昇している。今回の安倍政権による消費増税延期解散の後も、与党が勝利する可能性、来年の景気対策への期待から同様の上昇トレンドが予想されている。

投機筋のポジションの氷山の一角を現すIMMの円売り持ちポジションが、過去最大となる188,077枚を記録したのは、ドル・円が安倍第一次政権の高値124円14銭を記録した時だった。

昨年の12月24日は、安倍トレード(日本株買い・円売り)第1幕で、143,822枚まで増加していた。今年は、9月30日に120,878枚まで増加した後、10月31日の安倍トレード(日本株買い・円売り)第2幕の開幕にも関わらず、11月11日には82,563枚まで減少している。

現状の円売り持ちポジションの減少傾向が、感謝祭や11月末決算に向けた手仕舞いなのか、それとも、昨年12月のような増加傾向に戻るのか、来週以降の注目ポイントとなる。《KO》

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