(中国)山東省送迎バスとトラック衝突で12人犠牲、双方とも「過積載」
2014年11月21日 09:00
*09:03JST (中国)山東省送迎バスとトラック衝突で12人犠牲、双方とも「過積載」
大型トラックとの衝突で12人が死亡した山東省蓬莱市の交通事故で、幼稚園の送迎バス(ワゴン車)が過積載の状態にあった事実が分かった。定員が8人に限られていたにもかかわらず、運転手の大人1人を含めて合計15人が乗車していたという。複数の香港メディアが20日付で伝えた。
問題のワゴン車は19日の午前7時31分ごろ、煙台新空港と連絡する蓬莱市・潮水鎮の道路(未開通)で、土砂を満載したトラックと衝突。横転したトラックの下敷きとなって、大勢の幼児を乗せたワゴン車は、ほぼ全体が土砂に埋まった。この事故では、ワゴン車の運転手1と幼児11人が死亡。残った3人も負傷した。衝突したトラックにもまた、過積載の嫌疑がかけられている。
ワゴン車は開園8-9年の「潮水四村幼児園」に運行を任されていた。事故の現場は、この幼稚園から10キロ離れた地点。幼稚園の規模は大きく、教職員の総数は30人を超えている。1カ月当たり150人民元(約2900円)の送迎費を徴収していた。
【亜州IR】《ZN》