旭化成グループ、フィリップスから体温管理システム事業を買収

2014年11月18日 17:35

 旭化成のアメリカのグループ会社であるZOLL Medical Corporation(ZOLL)は18日(現地時間17日)、オランダのRoyal Philips(フィリップス)から体温管理システム事業と、体温管理システム事業に関する実質的全資産を買収することで合意したと発表した。

 ZOLLは、患者の血管内の冷却による体温管理システム事業を展開している。一方、フィリップスは、体温の管理が必要な患者の予後改善を目的とした、カテーテルを用いた血管内体温管理などを行う 「InnerCool」と呼ばれる事業を展開している。

 買収により、ZOLLとフィリップスの体温管理技術を組み合わせ、高精度の体温管理システムや医師の希望や臨床判断に沿った多様な体温管理ケアを提供することができるとしている。

 今後、フィリップスの「InnerCool」 事業はカリフォルニア州サンノゼでの ZOLL の体温管理システム事業に統合されるという。(記事:松本 茂樹・記事一覧を見る

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