(中国)まもなく開幕の広州モーターショー、11年の変遷をたどる

2014年11月17日 08:44


*08:48JST (中国)まもなく開幕の広州モーターショー、11年の変遷をたどる
「第12回広州モーターショー」が、11月21日から29日まで開催される(プレスデー:11月20日)。会場は広東省広州市・琵州に位置する中国輸出入商品交易会館。展示面積は20万平方メートルを超える。主催者側は、「電気自動車(EV)の専門展示コーナーを設けるなど、今年はより充実した展示内容を予定している」と意気込みを語っている。中国経済網などが伝えた。

広州モーターショーは、11年前の2003年11月25日に第1回を開催。第1回の開催時期は、北京や上海のモーターショーより後となったものの、アジア最大の収容力を備える展示会場や、珠江デルタ地域の巨大な自動車市場を魅力に、内外の多くの企業が出展した。

さらに注目を集めたのは、2005年の第3回。急成長する華南エリアの自動車市場開拓に向けて、トヨタ、ホンダ、日産の日本3大手が相次ぎ広州に合弁工場を建設しためだ。同3社を筆頭とする日系合弁メーカーがこぞって出展し、第3回モーターショーはさながら日系勢の「主戦場」といった様相を呈した。

その翌年の第4回は、開催時期が7月に繰り上げられ、その年に中国で開かれる1回目の大型モーターショーとなった。内外の自動車メーカーが当年の戦略車種を初披露するなど、存在価値が一段と上昇。これによって広州モーターショーは、北京モーターショー、上海モーターショーに並ぶ「中国の3大自動車ショー」として認識されるようになった。

翌07年の第5回には、展示面積が10万平方メートルを突破。12年までに20億平方メートルを超えるまでに拡大した。内容も充実される。12年は商用車と部品の独立ブースを設置。13年は、自動車ディーラー向けのサービス展示会が開催された。《ZN》

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