日米の注目経済指標:日本の7-9月期GDP速報値は前期比年率+2.2%予想

2014年11月15日 16:37


*16:37JST 日米の注目経済指標:日本の7-9月期GDP速報値は前期比年率+2.2%予想

11月17日-21日に発表予定の主要経済指標のポイントは次の通り。

■17日(月)午前8時50分発表
○(日)7-9月期国内総生産速報値-予想は前期比年率+2.2%
消費税率が8%に引き上げられた後の4-6月期GDPは-7.1%で大幅な落ち込みとなった。7-9月期の成長率は反動増が予想されるが、増税による買い控えが続いていること、夏の天候不順、輸出の伸び悩みなどを考慮するとGDPの大幅増は期待できない。市場予想は妥当か。

■17日(月)午後11時15分
○(米)10月鉱工業生産指数-予想は前月比+0.2%
参考となる9月実績は前月比+1.0%の高い伸びとなった。製造業、電力・ガスで生産が伸びたことが要因。鉱業は+1.8%。10月については電力の伸びが抑制されることや鉱業の伸びが多少鈍化する可能性があることから、大幅な増加は期待できず、市場予想は妥当な水準。

■19日(水)午後10時30分発表
○(米)10月住宅着工件数・住宅建設許可件数-予想は住宅着工件数が102.5万戸、住宅建設許可件数が103.8万戸
参考となる9月実績は住宅着工件数が101.7万戸、建設許可件数は103.1万戸だった。住宅市場の伸びはやや抑制されているが、9月の建設許可件数は増加していること、労働市場が穏やかに改善していることなどから、市場が低迷する状況ではないとみられる。

■20日(木)午後10時30分発表
○(米)10月消費者物価コア指数-予想は前年比+1.8%
参考となる9月実績は前年比+1.7%で予想通りだった。エネルギー価格の低下がコア指数にも影響を及ぼしている。医療費はやや上昇しているが、航空運賃は値下がり。10月については物価上昇率が鈍化しつつあり、コアの物価上昇率は市場予想をやや下回る可能性がある。《TN》

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