ベンツなど外資自動車メーカー、中国での現地生産に本腰
2014年11月14日 10:49
*10:49JST ベンツなど外資自動車メーカー、中国での現地生産に本腰
欧州を初めとする世界の高級自動車メーカーが、中国での本格的な現地生産に乗り出している。スウェーデンのボルボ・カーズが黒竜江省の大慶市に世界最高水準の生産工場を建設するほか、独メルセデス・ベンツも中国企業と合弁会社を立ち上げる。政府系メディアが13日付で伝えた。
ボルボは12日、SPAと呼ばれる次世代車体構造の生産技術を大慶市の生産ラインに導入すると発表した。SPAは今後のボルボ車の主流構造として位置づけられている次世代型の戦略的技術。中国における現在の販売台数は年間8万台余りだが、今後は20万台体制を構築していくとしている。
メルセデスは現地企業との合弁で生産販売の拡大を狙う。同社はこのほど北京汽車と戦略的提携を締結、年間70万台の生産体制を構築するほか、同社の海外で最大規模となる研究センターを北京に建設することを明らかにした。
韓国の現代自動車も同様に北京汽車との合弁企業で2018年までに現在の約8割増となる180万台の生産体制の確立を目指すとしている。《ZN》