三菱レイヨンの酸泉装置ビジネス、中国などで本格始動
2014年11月13日 08:32
*08:35JST 三菱レイヨンの酸泉装置ビジネス、中国などで本格始動
三菱ケミカルホールディングス<4188>傘下の三菱レイヨンは12日、グループ会社の三菱レイヨン・クリンスイを通じて、中国、アセアン地域(タイ・ベトナム)の理美容業界をコアターゲットに人工炭酸泉装置事業を本格始動すると発表した。新製品「WS101E」を売り込む。理美容業界向け展示会「香港コスモプロフ(11月12~14日)」に同製品を出展する予定だ。
美容室やエステティックサロンなどへの導入を視野に開発。小型化・操作の簡素化するとともに、従来品同様の高濃度を実現している。
炭酸泉とは炭酸ガス(二酸化炭素)が溶け込んだお湯のことで、別名「ラムネの湯」と呼ばれるもの。日本の温泉法ではお湯1リットルに炭酸ガスが0.25グラム以上(250ppm)溶けたものが二酸化炭素泉と定義されており、その中でも、1000ppm 以上のものは療養泉と認められている。炭酸泉は、濃度が高ければ高いほどその効果を発揮するとされる。《ZN》