JR東日本、「鉄道博物館」を2017年秋に増築・リニューアル
2014年11月6日 12:42
東日本旅客鉄道(JR東日本)は5日、埼玉県さいたま市大宮区にある「鉄道博物館」を、開館10周年を迎える2017年秋にリニューアルし、新館をオープンさせると発表した。
「鉄道博物館」には現在、地上4階建ての延床面積約2万8,300 平方メートル、展示面積約1万平方メートルの「本館」があるが、南側に隣接する形で地上5階建ての延床面積約8,500平方メートル、展示面積約 4,800平方メートルの「新館」を建設し、合計展示面積を現在の約1.5倍に拡張する。
新館はテーマごとに分けられ、1階に「仕事」、2階に「歴史」、3階に「未来」、4階に「旅」の各ステーションを設け、5階には近くを通る新幹線や、富士山が望めるレストランを設ける。
1階の「仕事」のステーションには、E5系新幹線や引退した400系新幹線の各車両などを展示する。2階の「歴史」のステーションには、「明治前期」、「明治後期~大正」、「昭和前期」、「昭和中期」、「昭和後期」、「平成」に分けて実物資料や記録映像などを展示する。3階の「未来」のステーションは、自分で作ったアバター(キャラクター)を映像ジオラマに入れて、未来の駅や車両を体験することができるようにする。4階の「旅」のステーションでは、旅を映像で疑似体験できるほか、鉄道にまつわる文学作品や映像作品を見られるようにする。
これに合わせて、既存の「本館」をリニューアルし、1階に「車両」、2階と3階に「科学」の各ステーションを設ける。(記事:松本 茂樹・記事一覧を見る)