日本火山学会、「噴火予測には限界がある」として原発審査基準見直しを提言

2014年11月5日 08:40

あるAnonymous Coward 曰く、 日本火山学会の原子力問題対応委員会が、原子力規制委員会に対し審査基準を見直すよう求めたという(朝日新聞)。日本火山学会がこのような提言をまとめるのは初めて。

 日本火山学会は噴火予測に限界や曖昧さがあるとし、これを踏まえて原子力規制委員会の「火山影響評価ガイド」を見直すよう求める提言を出したという。

 火山の影響を考慮すべき原発の1つに現在可動が停止している九州電力・川内原発がある。九州電力や原子力規制委員会は川内原発の周辺火山について、巨大噴火が稼働期間中に起こる可能性は十分低く、起こるとしても何らかの変化をとらえ事前に核燃料を運び出すとしているが、日本火山学会はこれに対し対策が不十分だと考えているようだ。

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