(中国)上場銀行の不良債権拡大、中堅4行の増加率は40%突破

2014年11月5日 08:22


*08:22JST (中国)上場銀行の不良債権拡大、中堅4行の増加率は40%突破
中国の上場銀行で、純利益の伸びが1ケタ台なのに対し、不良債権の額が20%以上の伸びで膨らんでいることが、第3四半期の決算発表で明らかになった。不良債権増加率が40%を超える銀行もあったという。北京商報が31日付で伝えた。

主要上場銀行別の1~9月期の不良債権増加率(対前年同期比)は、工商銀行(1398/HK)が18.9%、建設銀行(939/HK)が19.0%、農業銀行(1288/HK)が15.2%など。

中堅行では、浦発銀行、興業銀行、中信銀行、招商銀行の4行で増加率が40%を突破。光大銀行、民生銀行、北京銀行でそれぞれ35.5%、35.2%、34.6%となっている。

不良債権増加の理由は、「景気の低迷による一部の企業や個人企業で返済能力が低下しため」(興業銀行)という。《ZN》

関連記事

最新記事