富士通、パナソニックソリューションテクノロジーと協業 知的財産ソリューションを強化

2014年11月5日 06:53

富士通は4日、パナソニックソリューションテクノロジー(PSTC社)と協業し、知的財産ソリューションサービスを強化すると発表した。その第一弾として、PSTC社が提供する特許調査支援サービス「PatentSQUARE(パテントスクエア)」に、富士通の独自機能やノウハウを融合させた特許検索クラウドサービス「ATMS PatentSQUARE(アトムス パテントスクエア)」を28日から提供する。

 ビジネスのグローバル化に伴い、近年、知的財産の視点から、海外の技術や市場動向を把握する必要性が一層高まっている。そのため、国内外を含めた特許調査は企業にとって必要不可欠となっている。一方、企業の研究開発者にとっては、従来からの知的創造に加え、知的財産部門と協力して自社技術の権利をグローバルにおいてより強固にするという、新たな役割を求められている。

 富士通は、そうした課題を解決するため、今回、新しい特許検索クラウドサービスとして「ATMS PatentSQUARE」を提供することになった。同サービスは、富士通が従来提供していた特許検索サービス「ATMS IR.net(アトムス アイアールドットネット)」及び「ATMS PATENTAN(アトムス パテンタン)」の引用特許検索・ユーザー同義語辞書・特許管理システム連携機能などの独自機能やノウハウと、PSTC社の特許支援サービスを融合させた。

 同社では、今回のサービス提供により、企業の研究開発部門と知的財産部門が連携して、約90ヵ国の特許情報から、制度の高い特許調査を行うことができ、知的財産業務の効率化を期待できる、としている。(記事:南条 誠・記事一覧を見る

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