エイブル、敷地内に高齢世帯向け住宅を建設する「HANARE」プロジェクトを展開
2014年11月1日 22:18
エイブルは31日、高齢世帯向けユニバーサルデザイン住宅「HANARE(はなれ)」プロジェクトを開始すると発表した。
本計画は、現在所有している家を子育て世代に賃貸として提供し、同じ敷地内に「離れ」となる小さな住宅を新たに建設し、これを終の棲家にするというもの。これにより、空き家を増やさずに住み慣れた土地で生活し、高齢者が暮らしやすいユニバーサルデザインの新しい家に住みながら、家賃収入が得られることが特徴としている。
建設する住宅は、アップルピンシステムズの独自の工法「APS工法」を採用した木造平屋建てのユニバーサルデザイン住宅で、長期優良住宅仕様となっている。価格は750万円(税抜)で、床面積は42.23平方メートル(12.77坪)。
各設備サイズ は 浴室が1616mm、キッチン1650mm、洗面台 750mmでバスとトイレは別となっている。キッチンは、オープン式で、3口のガスコンロを備える。浴室には、追炊機能、浴室乾燥機を設ける。トイレには、TOTO製の温水洗浄便座「ウォシュレット」を設置。 このほか、室内洗濯機置場、独立洗面台、ユニバーサルハンドル(引違い窓)、床暖房(タタミコーナーのみ)、緊急通報システムを設置する。
住宅資材は住友林業が供給。施工は、アップルピンシステムズと、E・M・LUMBERの2つの施工会社が各地の工務店に技術指導を行い、専攻建築士によって行われるという。また、日本電気(NEC)のクラウドサービス「JHOP」のCAD・積算システムなどを利用するという。