横河電機の韓国子会社、サウジアラビアで発電所向け制御システムを受注
2014年10月19日 14:03
横河電機は17日、韓国の子会社である韓国横河電機が、韓国のサムスン物産(Samsung C&T Corporation)から、サウジアラビアの「ラービグIIコンバインドサイクル発電所」向け制御システムを受注したと発表した。
ラービグIIコンバインドサイクル発電所は、サウジアラビアの紅海沿岸にあるジッダ北部のラービグに建設され、2017年6月に稼働する予定となっている。総出力は210万kwで、ガスタービンと蒸気タービンと組み合わせて発電効率を高めたコンパウンド方式を採用する。事業は、サウジアラビア電力公社と、サウジアラビアの独立系発電事業者のアクワパワーとサムスン物産とのコンソーシアムが出資するアル・モジャン・フォア・エレクトリシティ・プロダクション・カンパニーが行う。
韓国横河電機は本発電所に、ガスタービン、排熱回収ボイラ、蒸気タービンの統合生産制御システム「CENTUM VP(センタム ブイピー)」を納入する。また、据付や試運転、運転員訓練の支援などを行う。機器の納入は、2015年中頃に行う予定。(記事:松本 茂樹・記事一覧を見る)