住友林業、家具組み込みの密閉式屋内菜園システム「インテリアファーム」を発売

2014年10月18日 23:08

 住友林業は17日、家具組み込み型密閉式屋内菜園システム「インテリアファーム」を18日から発売する(北海道、沖縄県は未発売)と発表した。価格は79万8,000円(税抜)。

 本製品は、同社子会社の住友林業クレスト製のサイドボードと、パナソニック製の菜園システムの実機を組み込んでいる。昨年4月に新百合ヶ丘住宅展示場(神奈川県川崎市麻生区)の住宅のリビングダイニングに試作機を設置した後、同社とパナソニックが共同開発を進め、製品化した。同社によると、家具に菜園を組み込んだ製品は業界で初めてだという。

 サイドボードのキャビネットは、菜園システムを搭載するために改良し、通風、空気の循環機能を持たせた。菜園システムは、液体肥料を利用した水耕栽培のもので、LED照明、センサーによる温湿度管理機能を搭載した。また、パナソニックのサーバに接続し、成育状況の確認、温室度管理状況、栽培レシピを保存することなどが可能なほか、ネットワークカメラによる外出先からのリアルタイムでの観察、1時間ごとの自動撮影記録が可能となっている。

 サイドボードのサイズは幅1,688×奥行510×高さ1,050(mm)。栽培可能な品目は30品目を予定しており、野菜がレタス、水菜、春菊、チンゲンサイなど、ハーブ類がルッコラ、バジル、クレソン、パセリなどとなっている。

 なお、同社では本製品をオークラランド住宅展示場(東京都世田谷区)と、10月18日~11月16日に「西梅田スクエア」(大阪市北区)で開催する「うめだ住まい博2014」で展示する。また、本製品の試作機を新百合ヶ丘住宅展示場で展示する。(記事:松本 茂樹・記事一覧を見る

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