東芝、米ユナイテッドテクノロジーズと業務用空調事業で提携
2014年10月17日 11:27
東芝は17日、ビル・ソリューションや産業システムを手掛ける米ユナイテッドテクノロジーズ(UTC)と業務用空調事業の戦略的提携で合意したと発表した。業務用空調システムを中心に、今後10年間で現在の年間売上高16億ドルから倍増を目指すという。
今回の提携では、東芝とUTC傘下のキヤリアが出資する東芝キヤリア(TCC)の欧米市場向け販売、エンジニアリング、ローカル商品開発を強化を図る。同地域にエンジニアリングセンターを設立するなど、海外におけるエンジニアリング・営業資源の投入を両社で進める。インドや北米に製造拠点を設立することも検討するという。
また、今後アジアで拡大が予想されるスマートシティ構想の分野のほか、M2Mの領域でも協力関係の検討を進めるという。
東芝は、今回の協業拡大を機に、業務用空調システムなどのビル・ソリューションのグローバル展開を加速するとしている。
UTCは、2013年12月期の売上高が約626億ドル(約6兆6,500億円)、従業員数が13年12月時点で21万2,400人。