SSL 3.0に深刻な脆弱性が見つかる

2014年10月16日 11:11

 Googleのセキュリティチームが、SSL 3.0に深刻な脆弱性が存在することを発見、その詳細について発表した(Google Online Security BlogITmedia詳細について解説したPDF)。

 この脆弱性は「POODLE」と呼ばれており、悪用するとパスワードやCookieに不正にアクセスできるという。対策としては、SSL 3.0の利用を停止することが挙げられている。

 SSL 3.0は1995年に発表された技術であり、Netscape Navigator 2.0において実装されて以来、現在ではほぼすべてのWebブラウザで利用できるようになっている。とはいえ、現在ではより改良が進められたTLSがほとんどのWebブラウザで利用可能であり、SSL 3.0を積極的に利用する理由はない。そのため、ChromeではすでにSSL 3.0のサポートを廃止しており、またMozillaもFirefox 34ではデフォルトでのサポートを廃止することを表明している(Mozilla Security Blog)。

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