NY原油:続落で81.78ドル、米指標悪化で需要懸念の売り
2014年10月16日 07:01
*07:02JST NY原油:続落で81.78ドル、米指標悪化で需要懸念の売り
NY原油は続落(NYMEX原油11月限終値:81.78 ↓0.06)。80.62ドルから一時82.44ドルまで上昇したが、前日終値(81.84ドル)水準を再び下回った。NY通常取引開始前に米経済指標が発表され、9月小売売上高が減少、10月NY連銀製造業景況指数が大幅低下したことで、需要の先行き懸念による売りが強まり、80.01ドルまで下落している。
通常取引開始後は、米連邦準備理事会(FRB)の早期利上げ観測の後退でドルが全面安となる状況に、割安感から原油の買い戻しが優勢になったもよう。その後は、ドルが下げ止まり、やや戻したことや、日本時間17日午前0時に予定される米エネルギー情報局(EIA)週報(週次石油在庫統計)の発表を控え、再び売り優勢気味になったとみられる。《KO》