日本国内“VWポロ”ラインアップ中最速となる「ポロ・ブルーGT」発売

2014年10月15日 10:30

 フォルクスワーゲン(VW)ジャパンは、新型「VWポロ」の上級モデルとして、優れた環境性能とGTに相応しいスポーティな走行性能を高次元で両立した新型「ポロ・ブルーGT」を発表。全国のVW正規ディーラーで発売を開始している。10月2日から開催中の「パリ・モーターショー」では、VWポロのホットモデルであるGTIが世界初公開されて話題になっているが、環境性能と運動性能がバランスした新型ポロ・ブルーGTは“最良のVWポロ”といえるかも知れない。

 新型ポロ・ブルーGTが搭載するパワーユニットは、1.4 リッター直列4気筒TSIターボエンジン。最高出力は従来よりも7kW(10ps)向上した150ps(110kW)/5000-6000rpm、最大トルクは25.5kg.m(250Nm)/1500-3500rpmとなる。このエンジンは一定条件下で走行している際、ドライバーがスロットルペダルから足を離すと、自動的に2番・3番シリンダーの作動を休止するACT(アクティブシリンダーマネジメント)機構が備わり、経済的なエンジン制御を行ないながら走行する。

 また、ドライバーが望む時には、ピックアップの良い小径ターボが鋭い過給を行ない、瞬時にGTいう名に相応しいダイナミックなパワーを提供する。同時に前モデルから継承するアイドリングストップシステムとブレーキエネルギー回生システムを組合せた「ブルーモーションテクノロジー」が搭載され、省燃費にも貢献している。組み合わせるトランスミッションは、VW定番のダイレクトな走行感覚を楽しめる7速DSGだ。

 これらメカニズム・装備のおかげで、新型ポロ・ブルーGTのJC08 モードカタログ燃費は、21.5km/リッターを達成し、エコカー減税(取得税および重量税)100%免除を取得した。つまり、新型は優れた環境性能と走行性能を高次元で両立したモデルといえる。

 新型にはポロ・ブルーGT専用のエクステリアとサスペンションが与えられる。空力特性に優れた専用のフロントおよびリヤバンパーと、標準仕様に比べて15mm低められ締め上げられた専用スポーツサスペンションと17インチのダブルスポーク・アルミホイールを装着。この専用アイテムにより、新型ポロ・ブルーGTはスポーティな印象をアピールする。

 安全・快適装備も充実している。プリクラッシュブレーキシステムの「フロントアシストプラス」は、ミリ波レーダーで前方車両を検知しながら、全速度域で先行車両との衝突の危険を警報音や警告灯でドライバーに知らせる。加えて、時速30km/h未満で先行車両への追突を回避、または衝突被害を軽減する「シティエマージェンシーブレーキ」も備えている。さらに、万が一の追突した場合や追突されてしまった場合の二次被害を防ぐ目的で車両を自動停止させる「マルチコリジョンブレーキシステム」も標準装備となる。また、ギアをバックに入れると、センターコンソールの中央部分にあるモニターに、車両後方の視界を写し出す「リヤビューカメラ」を装着、基本的な安全性能を高めた。

 新型「ポロ・ブルーGT」のボディカラーは、コミュニケーションカラーのブルーシルクメタリックとピュアホワイト、ディープブラックパールエフェクト、そして、リフレックスシルバーメタリックの4色。内装は車名にも使用されている環境への配慮をイメージしたブルーを基調に統一した上質なアルカンターラとファブリックの専用スポーツシートを全車に標準装備とした。価格は283.5万円(税込み)。(編集担当:吉田恒)

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