フライトHD:SoftBankショップでの優れたインクレディストの機能を活かす導入事例を紹介

2014年10月14日 16:59

■「iPad+インクレディスト」店頭デスクからPCを追いやる!

 フライトホールディングス<3753>(東マ)は、100%子会社であるフライトシステムコンサルティング(フライト)が開発した多機能モバイル決済端末「Incredist(インクレディスト)」が、利便性と信頼性に注目し導入する企業が増えていることを明らかにした。

 併せて、納入端末台数が数万台に達したソフトバンクモバイル(ソフトバンクM社)が、iPadとインクレディスト端末を連携した新システム「iPad版GINIE」を開発、「iPadとインクレディスト」2つの携帯端末だけで、SoftBankショップでのすべての接客業務を可能にしたことに触れ、導入効果と現場の声を取り上げ、優れたインクレディストの有効な活用事例として紹介している。

■決め手~店舗業務必須機能1台に集約、優れたインクレディスト

 ソフトバンクM社は、顧客との直接の接点となるSoftBankショップの改革を進めてきたが、店頭業務が店舗のカウンターに置かれていたパソコン(PC)に縛られ、業務のスピード化の妨げとなっていた。

 iPadの豊富な機能を活用した新システム開発を進める過程で、フライトの多機能モバイル決済端末「インクレディスト」の開発を知り、相互の協力でiPadの「手足」として機能する端末を作り上げ、iPadとインクレディストだけで店頭業務が完結するシステムを開発、店舗カウンターのPCを全廃するに至った。

 このシステム完成には、導入したインクレディストが、クレジットカードの登録、銀行カードの引き落とし登録、商品バーコードの読み取り、Tポイントカード読み取り機能を持ち、USIMカード書き込みと、おサイフケータイ(FeliCa)可能なことなど、店舗業務で必要な多数の機能をインクレディスト1台に集約している優れた機能が決め手であった。

 従来システムが、PCへ11種類の端末を接続する煩雑さを一気に解決した大幅にシンプルなシステムに出来上がった。

 13年3月から順次導入を進めているが、同年9月のiPhone5s/c発売は、同社のショップが非常に混雑する一大イベント。iPad版GINIEはこの山場を混乱なく乗り越え、むしろ「接客スピードが早すぎ、『行列が短く商戦が盛り上がっていないように見える』という指摘があった」ほどだった。

【現場の声】

■「なんとしても接客時間を短縮したかった」

 新システムは、単に店舗のパソコンを置き換えただけではなく、店舗のワークスタイルを大きく変えた。「パソコンで業務を進めていた時は、同時に接客できる人数がカウンターの数に縛られていたが、今は、店舗クルーがiPadとインクレディストを持ち、お客様の所まで出向いていける」(ソフトバンクM社 常務執行役員 佐久間好明氏)。

■「店舗スタッフのマインドを変え、在庫スペース減へ効果も」

 新システムは従来のPC版GINIEの全機能をきちんと置き換えることができました。パソコンを置いたカウンターから開放されたことで、店舗クルーのマインドも変わりました。いかにお客様を待たせないようにするか、いかに効率よく業務を進めるかという意識が生まれています。機器がシンプルになったことで機器故障への対応も素早くなり、保守用機器の在庫スペースを減らす効果も得られました。(同、営業推進本部統括部長 石丸博之氏)

■「私たちの要求を完全に満たしてくれました。」

 新システムは、接客に必要なすべての機能をiPad上で実現することが必要でしたが、その実現のため、探し回ってようやく見つけたのが、開発段階にあったインクレディストです。その日のうちに開発元と議論、U S I M カード書き込みやFeliCaの対応まで、iPad連携で実現したシステムはおそらく世界初ですが、インクレディストは「私たちの要求を完全に満たしてくれました。」(同、情報システム本部課長 榊原雄二氏)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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