ビジネスパーソンの4割が「ブルーマンデー」を経験 20代、30代に多く

2014年10月13日 21:41

 日曜の夜になると、「明日からまた会社か……」と気分が滅入る人は少なくないだろう。「ブルーマンデー」とも、「サザエさん症候群」とも言われるこの“症状”、4割以上のビジネスパーソンが経験しているようだ。

 不動産情報サイトを運営する株式会社オウチーノが今年6月、土日休みの仕事に就く20~59 歳のビジネスパーソン451人を対象に、「あなたは日曜日の夜や月曜日の朝に、休み明けの仕事のことを考えて憂鬱になったり、気分がすぐれなくなったりすることがありますか?」と聞いたところ、15.7%が「いつもなる」、27.1%が「なることが多い」と、合計42.8%がよく「ブルーマンデー」になると回答した。約6人に1人のビジネスパーソンは、毎週、日曜の夜に落ち込んでしまうようだ。一方、「あまりならない」は22.2%、「なったことがない」も35%と、ブルーマンデーを経験したことがない人も、それなりに多い。

 年代別でみると、「ブルーマンデー」経験者は、多い順に30 代(51.4%)、20代(48.7%)、40 代(38%)、50 代(33.9%)と、若年層でより深刻だ。具体的にどのような症状かを聞いたところ、「また1 週間が始まると思うと気が重くなる」(52歳女性)など、気持ちが落ち込むとの意見が最も多かった。「出勤したくなくなる」(32歳女性)や、「急な腹痛で出社を遅らせることが多い」(52歳女性)のように、気分が沈むだけでなく、体調にまで影響が出るという声も多く挙がった。

 よく「ブルーマンデー」になる人に、何か「対策をとっていますか?」と聞いたところ、29.5%が「とっている」と回答した。具体的な対策として最も多かったのは、「できるだけ早く寝る」(40歳男性)こと。確かに早く寝てしまえば、憂鬱な気分を味わわなくてすむだろう。次いで「リフレッシュのため、スポーツを行う」(55歳男性)という意見や、「休みの日は仕事のことを考えない」(56歳女性)という意見も目立った。一方で、「頭の中で仕事の段取りを組んでおく」(51歳男性)など、あえて仕事のことを考え続ける人もいるようだ。(編集担当:北条かや)

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