トヨタ、ランクルプラド用エンジンを使った新型ボート「PONAM-31」を発売

2014年10月10日 18:38

 トヨタ自動車は10日、新型ボート「PONAM-31」を発表し、同日から発売したと発表した。販売は直営のトヨタマリン営業所と全国のトヨタマリン販売店49社を通じて行われる。価格は2,970万円(税、諸費用除く)。

 外観は、自動車向けで採用している複雑な3D曲面による造形処理を応用し、立体的なフォルムと曲線美を追求した。また、後ろに大きく張り出させた日差しや雨をよけるための庇(イーブス)と、自動車のスポイラーのような後部デッキのレールでデザイン性を追求し、「10年経っても色褪せない」デザインを目指したという。

 船体の素材には、高強度の「アルミ合金A5083」を採用した。従来の繊維強化プラスチック(FRP)のものと比べ、波からの衝撃や振動、ノイズを低減することができたという。

 船内はカジュアルとしつつも、落ち着きのある開放感のあるデザインとした。また、使い勝手に配慮し、一直線の通路を中央に設けるとともに、多彩なアレンジが可能なソファーやカウンターを設けた。また、操船支援システムとして、「トヨタドライブアシスト」、「トヨタバーチャルアンカーシステム」をオプションで設定した。

 サイズは、全長10.57m×全幅3.2m。重量は5.6tで、総トン数は6.6t。エンジンには、SUV「ランドクルーザープラド」用(海外仕様)の3.0L直噴ディーゼルインタークーラーターボエンジンをチューニングしたものを採用し、最高出力は191kW(260PS)を発揮。定員は12名(屋上のフライブリッジ部は5名)。(記事:松本 茂樹・記事一覧を見る

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