2014年ノーベル物理学賞は青色LEDの実用化に貢献した中村修二氏ら三名が受賞

2014年10月7日 22:05

 スウェーデン王立科学アカデミーは10月7日、2014年ノーベル物理学賞を名古屋大学特別教授・名城大学終身教授の赤﨑勇氏と、名古屋大学教授の天野浩氏、カリフォルニア大学サンタバーバラ校教授の中村修二氏の3名に授与することを発表した(NHKニュースプレスリリース)。

 高輝度青色LEDの実用化により、低エネルギーで利用できる白色光源が実現できたことが評価されての受賞となった。

 青色LEDの発明者としては、その権利を巡って訴訟を起こしたこともあって中村氏が有名だが、天野氏と赤﨑氏が高輝度青色LEDの開発に世界で初めて成功した功績があり、これを踏まえての3名の受賞となる。

 なお、2011年に赤﨑氏がエジソン賞を受賞した際には、「青色LEDでノーベル賞が取れるとしたら赤崎先生は外せないでしょう」と言われていた。

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