桃園クリエーション販売の重箱「3.5寸マス重」が「2014年度 グッドデザイン賞」を受賞
2014年10月2日 20:29
【10月2日、さくらフィナンシャルニュース=東京】
桃園クリエーション(本社:東京都中野区、代表取締役:山尾 真生)は1日、同社が運営するOJIGI TOKYO(おじぎ とうきょう)で販売している漆器の重箱「3.5寸マス重」が、財団法人日本産業デザイン振興会主催の2014年度グッドデザイン賞を受賞したと発表した。
OJIGITOKYO(http://www.ojigi.jp/)は、日本の伝統工芸技術とITの技術をいかして作った同社のオリジナルブランド。
日本のみならす世界中の人に発信していきたいそうだ。
今回の「3.5寸マス重」はOJIGI TOKYOディレクター・大住 尚子(同社取締役副社長)がデザイナーの安宅 洋二氏(あたかや、福井県鯖江市)と共に、プロデュースした商品。歴史と機能美を備えた重箱を、個々のライフスタイルに日常的に取り入れることを提案。ウレタン塗装を採用することにより、普通の磁器と同じように家庭用洗剤で洗浄し、保管することを実現したという。
また、「和」のイメージが強すぎる蒔絵(まきえ)などは一切施さず、より現代の食生活やテーブルライフにマッチするシンプルなデザインと多種なカラー展開を用意している。
同商品に関して、グッドデザイン賞の審査委員会は、
「漆器の重箱という伝統的な道具を、今日の生活に違和感なく取り入れることを可能とする魅力的な製品となっている。伝統に固執することなく、技法や機能を現代の視点から見直しており、製造過程にウレタン塗装を取り入れる一方で、木製素地(きじ)であること重視するなど、明確な思想が感じられるデザインである。カラーラインアップにも現代の生活にふさわしいセンスを感じる。」
とコメントした。
桃園クリエーションは、石川県・福井県等の職人たちが制作する伝統工芸品をECサイト「OJIGI TOKYO」(http://shop.ojigi.jp/)を日本語、英語中国語で展開。産地産業の継続と発展を担う活動を目指し、海外でも活躍する料理研究家とコラボし、日本の伝統工芸品と料理を通じてアジアを中心として積極的ビジネス展開を行っていくとしている。【了】