【今日の言葉】リーマン越えの米国景気は本物かどうか試される
2014年9月19日 13:20
『リーマン越えの米国景気は本物かどうか試される』=NYダウが1万7275ドルと最高値を更新している。リーマンショックでつけた安値2009年3月の6469ドルから5年半で約2.7倍の上昇である。
景気・企業々績の好調ぶりを反映して米10年国債金利は2.63%と上昇、ドルも対円で108円台へドル高が進んでいる。リーマンショック対策で超大型の金融緩和とゼロ金利、さらにシェールガスも加わり、見事にリーマンショックを克服し今や世界で一人勝ち状態となっている。今後は、金融緩和終了とゼロ金利もいずれ終了し金融面の支援がなくなる景気・企業々績がどのていど強い展開を示すことができるかが見所となろう。
仮に、金利引き上げが2度、3度までなら景気の強さは十分吸収して強さを発揮できるということなら、一部で心配されているNYダウの5年半上昇に対する警戒説も吹っ飛ばすこととなるだろう。リーマンショックを乗り越え金融緩和支援がなくなる米国景気の力強さが本物かどうかが試される局面を向かえているといえる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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