【高見沢健のマーケット&銘柄ウォッチ】NYダウは次の日柄フシは10月8日

2014年9月19日 12:12

  今回のアベノミクス相場のスタートは、一昨年11月14日の野田前首相による解散発言を起点としている。当日のドル円は79円35銭、日経平均は8653円。この水準から昨年暮れにかけて、ドル円は105円36銭まで約26円円安に振れ、日経平均は7667円上昇した。

  つまり、1円の円安で約295円上昇したことになる。

  ところで、直近の円安株高はどうだろう。この1ヵ月余りのトレンドの起点は8月8日である。ドル円はこの日の101円48銭から9月12日に107円39銭まで5円91銭安に振れ、日経平均は同日の1万4753円から9月12日の1万5984円まで1231円上昇した。この期間、1円の安で208円余りの上昇にとどまった。

  ドル円はすでに昨年暮れのレベルより円安にあるにもかかわらず、日経平均は暮れの高値にもとどいていない。ちなみに、8月8日から9月12日までの日柄は26日(一目均衡表の基本数値)であり、10月8日前後にかけての動向に注目したい。(経済・証券ジャーナリスト)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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