加速度計を搭載したウェアラブルリストバンドで銃を識別

2014年9月12日 23:49

あるAnonymous Coward 曰く、 米国では警官が職務中の暴力を監視できるようウェアラブルカメラの装着義務を課そうという動きがある。こうしたウェアラブル技術は他の事件にも応用できる可能性があるそうだ(過去記事IEEE SpectrumPLOS ONESlashdot)。

 米国において仮釈放や執行猶予を与えられた犯罪者は、警察官や裁判所職員が位置を追跡できるように電子監視装置を着用する義務がある。こうした努力にもかかわらず再犯率は高いが、現在の監視装置に銃器の使用状況を記録・報告するシステムを追加することで、犯罪者の再犯を思いとどまらせる効果があるかもしれないという。

 PLOS ONEに掲載された論文では、ウェアラブルリストバンド内に安価な加速度計を搭載することで、手首の動きと銃の情報を認識する技術の検証が行われた。さまざまな口径の拳銃や自動小銃を試射してテストした結果、357回の射撃のうち、銃の種類の検出ミスはわずかに3回で、銃の使用状況の識別に十分利用できることが判明したという。

 スラッシュドットのコメントを読む | テクノロジー | アメリカ合衆国

 関連ストーリー:
「学校の課題の作文で「恐竜を撃ち殺した」と書いた高校生が逮捕される 2014年08月27日
米国で警官にウェアラブルカメラを装着させる例が増加 2014年08月22日
3Dプリンタで作った銃を所持していたとして国内で逮捕者が出る 2014年05月08日

 

関連記事

最新記事