【銘柄フラッシュ】光彩工芸が連日急伸し上場2日目のJIAは2.3倍で初値
2014年9月12日 16:31
12日は、6年ぶりの円安を好感してマツダ <7261> や富士重工業 <7270> が年初来の高値に進んだが、後場は3連休中にイスラム国やウクライナに関する突発事件が発生するリスクを考えて手控える様子があり、マツダの大引けは前日比変わらずとなるなど、現金化の動きもあった。
中で、ソフトバンク <9984> は中国アリババ集団の米国上場に向けて公開価格が仮条件を上回るといった観測が出て2.3%高となり戻り高値を更新。アステラス製薬 <4503> は米国での効能拡大承認を材料に3.2%高。後場は内需株にシフトする様子があり、大和小田急建設 <1834> が6.3%高、日本駐車場開発 <2353> が5.1%高、三井不動産 <8801> は1.4%高など、不動産株の一角も堅調となった。
日本通信 <9424> (JQS)が「iPhone(アイフォーン)」対応SIMカードの発表を材料に久々の活況高となり、大引けは10.7%高で2日続伸。ネットワークバリューコンポネンツ <3394> (東マ)は米社の戦略商品の国内代理店契約などを引き続き好感して20.2%ストップ高。光彩工芸 <7878> (JQS)は一昨日の第2四半期決算を好感し連日ストップ高の26.1%高。
上場2日目のジャパンインベストメントアドバイザー(JIA) <7172> (東マ)は昨日買い気配のまま値がつかなかったものの、本日は東証が初値形成時の買い付け顧客から現金を即日徴収する臨時措置を発動したため9時3分に5770円(公開価格2550円の2.3倍)で売買が成立して初値を形成。その後は大引けまでストップ高の6770円で売買をこなした。
東証1部の値上がり率1位は組込ソフトなどのコア <2359> の11.9%高となり本日発売の四季報や会社情報の積極評価が目立った模様、2位は日精樹脂工業 <6293> の8.5%高となり長野本社のため地方創生政策に乗るとの見方あり高値更新、3位はブイ・テクノロジー <77717> の7.6%高となり本日発売の四季報や会社情報が積極評価とされて出直りを強めた。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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