加ブラックベリー、仮想SIMの英モバーチュを買収 BYODの端末管理を改善

2014年9月12日 11:24

 カナダのスマートフォンメーカー、ブラックベリー(BlackBerry)は11日、仮想SIMのサービスを手掛ける英モバーチュ(Movirtu)を買収したと発表した。買収の条件は非公開。モバーチュの技術によって私物のスマートフォンを業務利用するBYODの端末管理が改善できるという。

 モバーチュは、一つの携帯端末でビジネス用の番号と個人用の番号の両方を使うことができる仮想SIMのサービスを手掛けている。料金請求は音声通話、データ通信とも番号ごとに分けることができるため、端末やSIMを二つ用意しなくても、BYODの端末で業務利用した分を簡単に切り分けることができる。

 また、ブラックベリーのプラットフォームと連携させることで、業務用の番号のみにITポリシーを適用させることもできるという。

 今回の買収についてジョン・チェン最高経営責任者(CEO)は、「モバーチュの買収によって付加価値のあるサービスを提供するという当社の戦略を補完することができ、BESプラットフォームを含む中核資産を強化できる」とコメントしている。

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