米アップル、初の腕時計型端末「Apple Watch」を発表 注目機能や発売日は?
2014年9月10日 15:13
米アップルは9日、腕時計型のウェアラブル端末「Apple Watch」を発表した。メッセージの送受信や電話、地図閲覧、音楽再生などiPhoneと共通する機能のほか、心拍数や体の動きの計測など独自の機能を備える。同社ならではのデザイン性の高さも特徴。
操作性に関しては、デジタルクラウンという新機構を備えた。これを回転させることでズームやスクロールを行ない、ボタンのように押すことでホームボタンとして機能する。また、搭載するRetinaディスプレイは、軽いタップと深く押す動作の違いを検知するForce Touchという技術を採用しており、複数の操作を素早く使い分けられるようになっているという。
手首に装着することを活かして、アラート通知には、体感できるものを加えた。例えば、メッセージ受信時には、手首を軽くたたいて知らせるようになっている。この刺激は通知の種類によって異なり、区別できるという。小さな音で通知させることでもできる。
本体裏面には独自の心拍センサーが組み込まれており、体の活動データを自動的に収集する仕組みとなっている。このセンサーとiPhoneのGPS、Wi-Fiを組み合わせることで、体の様々な運動を測定できる。総合的なヘルスケアとフィットネスのアプリケーションも備えている。
本体ケースの違いにより、ステンレススチールケースの「Apple Watch」、酸化被膜処理されたアルミニウムケースの「Apple Watch Sport」、18金ケースの「Apple Watch Edition」という3つのコレクションがあり、それぞれに38mmと42mmの2つのサイズが用意されている。
発売は2015年初めの予定で、価格は349ドルから。最新バージョンのiOS 8を搭載したiPhone 5、iPhone 5c、iPhone 5s、iPhone 6、iPhone 6 Plusと一緒に利用することができる。