NY原油:続落で92.66ドル、需要後退懸念による売りが先行
2014年9月9日 07:01
*07:04JST NY原油:続落で92.66ドル、需要後退懸念による売りが先行
NY原油は続落(NYMEX原油10月限終値:92.66 ↓0.63)。先週末に続いて売りが先行し、一時91.80ドルまで下落した。その後は買い戻しも入り、92.69ドルまで反発した。この日発表された中国の8月貿易統計で、輸入が予想に反して2カ月連続の減少となったことから、需要の先行き後退懸念による売りが一段と強まった。
一方、ウクライナ停戦合意の順守は危ういとの見方も出るなか、欧州連合(EU)がロシアに対して追加制裁を近々発動する可能性も高まっている。欧米との対立激化に、ロシアの原油供給に対する懸念が再び浮上し、相場の下支えになった可能性がある。《KO》