カナダの科学者、アイスバケット・チャレンジで氷水の代わりに液体窒素をかぶる
2014年9月8日 14:25
taraiok 曰く、 筋萎縮性側索硬化症(ALS)の認知向上キャンペーン「アイスバケット・チャレンジ」が話題だ(過去記事)。これは、氷水をかぶる動画をYouTubeなどにアップし、次の「チャレンジャー」を指名するというものだが、カナダの化学者Muhammad Qureshi氏が、氷水の代わりに液体窒素をかぶるというチャレンジに挑戦している(動画、Dice、slashdot)。
液体窒素の温度は、氷水とは比べものにならないほど低い。そして、ターミネーター2終盤にもあるように、物体に液体窒素をかけると急速に凍結して脆くなる。さらに皮膚の上にかければ重い凍傷を引き起こす可能性がある。しかし、彼は無事だった。無事だった原因は「ライデンフロスト効果」にある。
液体窒素の沸点は-196℃であるため、皮膚に張り付く前に液体窒素が気化し、皮膚と液体窒素の間に絶縁蒸気層ができたため、液体窒素が直接肌に触れることはなかったのだという。このためQureshi氏は無事であったそうだ。
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