東京都あきる野市、市民向けポータルを刷新 「よくある質問」を最適化

2014年9月5日 15:15

 日本オラクルは4日、東京都あきる野市が市民向け情報ポータルサイトに「Oracle Service Cloud」を採用し、9月1日に稼働開始したと発表した。市民が必要な情報を簡単に見つけられるようにし、市民の満足度向上と行政サービスの充実化を図るという。

 同社によると、従来のあきる野市のポータルサイトでは、「よくある質問」と回答を掲載していたが、十分に活用されているとはいえず、電話で同種の質問が何度も寄せられるなど非効率な状態だった。

 これに対して新しいポータルサイトでは、市民が自ら必要な情報にアクセスし、問い合わせに対する回答をWeb上で速やかに得ることができるという。これによって、市職員の電話対応にかかる時間を削減でき、市民の満足度を向上させながら、行政サービスをより充実させるための活動に専念することができるという。

 具体的な機能として、「よくある質問」は、気候の変化や災害・緊急時、年度末の税の申告など、その時々に市民が必要としている情報が需要の高い順に自動的かつメンテナンス不要で抽出されて掲載される。

 また、ユーザーが参照しているページの内容に関連したテーマで、利用頻度の高いコンテンツを自動的に抽出して同じページに表示する。こちらも自動的かつメンテナンス不要で複数件抽出し並べ変えを行い表示させることができるという。

 あきる野市は、今回のポータルサイトの充実、機能向上に加え、スマートフォン対応や、メールでの質問の受付などのサービスも視野に入れ推進していく予定という。

関連記事

最新記事