【Newsで一枚】エストラストの藤田尚久常務取締役

2014年8月31日 19:04

■東証マザーズから1部に上場、Fリテイリング以来、信用力向上、総合不動産会社を目指す

 今年8月15日に東証マザーズから東証1部へ上場したエストラスト<3280>(東1・売買単位100株)は、山口県トップのマンション開発会社。本社は下関市。上京された藤田尚久常務取締役に抱負を聞いた。

 山口県本社の東証1部銘柄はファーストリテイリング<9983>(東1)以来である。

 藤田尚久常務は、「ファーストリテイリングさんに比べると、われわれの規模は小さいものですが、東証1部に上場できたことは光栄です。奢らず、気を引き締めて1部上場にふさわしい会社として成長していきます」と、意気込みを語った。

 山口県を地盤に福岡市を軸に九州でも営業基盤を強化している。「1部上場だからといって事業に取組む目線を変えることはありません。地域に密着し一歩一歩、着実に良い物件を提供していく姿勢にはよりいっそう磨きをかけていきます。最近はマンションのほかに戸建て分野にも展開しています。われわれの事業には、とくに信用が大切ですから、今回、東証1部に上場できたことによる信用力向上効果は大きく、地方を強化し、その先には首都圏での展開も視野に入れながら総合不動産会社を目指して取組んでいきます」(同常務)という。

 今期(2015年2月期)は、16.7%増収、営業利益11.1%増益、1株利益119.6円の見通し。配当は記念2円を加え年10円配当の予定。

 株価は年初来高値が919円(1月10日)、安値が646円(5月21日)で、前週末は690円である。配当利回り1.44%、PER5.7倍と、特にPERの割安が目立つ。一連の不動産、住宅関連銘柄の人気の低いことが影響しているものとみられるが、好調な業績からみて見直されてよい。中期的には4ケタ台が予想されるだろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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