NY原油:続伸で93.88ドル、根強いロシア産原油の供給懸念が下支え

2014年8月28日 07:01


*07:05JST NY原油:続伸で93.88ドル、根強いロシア産原油の供給懸念が下支え

NY原油は続伸(NYMEX原油10月限終値:93.88 ↑0.02)。ただし、0.02ドルの上昇であり、ほぼ横ばいである。94.22ドルを高値に、一時93.36ドルまで下落したが、その後、前日終値(93.86ドル)水準に戻す展開になった。この日発表された米エネルギー情報局(EIA)週報(週次石油在庫統計)で、原油先物の受け渡し拠点オクラホマ州クッシングの在庫が増加していたことから、売りが優勢になった。

しかし、その後は、EIA週報の国内全体の在庫が予想以上に減少していたことも注目され、徐々に買い戻される形になったとみられる。また、ロシアのプーチン大統領とウクライナのポロシェンコ大統領が26日に直接会談を行ったが、ウクライナ東部での停戦の見通しは依然立たたないままであり、ロシア産原油の供給懸念リスクがくすぶることも相場の下支えになった可能性がある。

【米週次原油在庫統計(8/22時点)】

原油在庫  :-207万バレル(予想-250万バレル、前回-447.4万バレル)
ガソリン在庫:-96万バレル(予想-160万バレル、前回+58.5万バレル)
留出油在庫 :+125.2万バレル(予想0万バレル、前回-96万バレル)
製油所稼働率:93.5%(予想93.05%、前回93.4%)《KO》

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