ロシア、衛星軌道上のスペースデブリ掃除用宇宙船を開発へ?

2014年8月27日 16:13

あるAnonymous Coward 曰く、 深刻になってきているスペースデブリ問題に対応するため、ロシアが衛星軌道掃除用宇宙船の開発を検討しているそうだ(レコードチャイナレスポンス)。

 低軌道上のスペースデブリのうち40%は中国由来のもので、米国27.5%、ロシア25.5%と続く。ロシアの計画によると、この掃除用宇宙船は一度打ち上げれば10年間にわたり活動が可能。回収したデブリは最終的に衛星の墓場と呼ばれる太平洋クリスマス島付近の海に落とすか、墓場軌道と呼ばれるより高い軌道に送り込むか、2つのプランが検討されているといい、6カ月間で宇宙ごみとなった衛星やロケットなど10基を廃棄する性能を持つという。

 スラッシュドットのコメントを読む | サイエンスセクション | 宇宙

 関連ストーリー:
宇宙ゴミを漁網のノウハウで除去、2014年早々に宇宙空間で本格的実験開始へ 2014年01月10日
ロシアの科学衛星BLITS、中国の衛星破壊実験によるデブリと衝突 2013年03月11日
50 万個以上の宇宙ごみ対策で日米が協力して監視体勢 2012年08月27日
宇宙ゴミを回収する人工衛星「CleanSpace One」プロジェクト発足 2012年02月20日

 

関連記事

最新記事