スコットランドが独立すると英国の核兵器が行き場を失う?

2014年8月24日 21:20

スコットランドでは9月18日に英国から分離独立するかどうかを問う住民投票が行われる。現状では反対派が優勢とみられているが、賛成派が逆転した場合には英国の核兵器が行き場を失ってしまう可能性があるという(Bulletin of the Atomic Scientistsの記事本家/.)。

現在、英国の核兵器はすべてスコットランドのクライドにある海軍基地に配備されている。しかし、スコットランド政府では独立が成立した場合にすべての核兵器を安全に廃棄し、スコットランド領内への持ち込みを永久に禁止すると公約している。一方、英政府や国防相はスコットランドが独立の道を選ばないと信じていると繰り返し主張し、代替の候補地選びは進めていないという。また、国防相は核兵器をイングランドに移動することは非常に困難であり、多大な費用がかかるとも述べているとのこと。ただし、比較的速く手頃な費用ですべての設備をイングランドに移動できるという意見も専門家から出ており、英政府や国防相の主張は政治的意図を持ったものだとの見方もあるようだ。 スラッシュドットのコメントを読む | 軍事 | 英国 | 政治 | 原子力

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