『誘惑』チェ・ジウ、“演技好評”の秘訣は誠実さ

2014年8月23日 15:19

 女優チェ・ジウがSBS月火ドラマ『誘惑』(脚本:ハン・ジフン、演出:パク・ヨンス)の中で“台本ホリック”に陥っている姿を捉えたビハインドカットが公開され目を引いている。

 冷徹なグループ代表ユ・セヨン役に扮し熱演を繰り広げているチェ・ジウは、去る18日に開かれた記者会見で、「ビジュアル、財力、能力など全ての背景は一旦置いておいて、ユ・セヨンという一人の女性の孤独な人生に目を向けて欲しい。砂漠のような人生を生きて来て初めて恋を知った一人の女性に」と自身が演じるキャラクターについて語った。

 続けて「今後セヨンは更に多くの試練の中でその愛を試されることになる。そんなセヨンの愛が今よりもっと多くの共感と応援を得られるよう演じていきたい」と後半部に対する抱負と覚悟を語った。

 劇中セヨンは愛など全く信じていなかったキャリアウーマンだったが、ナ・ホンジュ(パク・ハソン)とチャ・ソクフン(クォン・サンウ)の愛に刺激され、10億でソクフンを買いたいという冗談めいた誘惑の提案を投げかける。しかし結局ソクフンを本気で愛してしまい、ホンジュとは敵対関係を形成することになる。

 このように、理解不能な愛の激情的な感情を繊細な感情演技で演じこなし視聴者の共感を得ているチェ・ジウの“演技好評”の秘訣は、まさにその誠実さにあると言えるだろう。

 公開された写真の中のチェ・ジウは優雅なCEOセヨンに完全憑依した姿だが、台本を片時も手から放さず練習に没頭している。そして、劇の後半に入るにつれてソクフンに対する愛が深まり、女性美と純粋さが少しずつ倍増しているセヨンの姿を完璧に消化している。

 一方、第12話でセヨンはソクフンと一夜を共にし幸せな恋人生活をスタートさせるがその幸せもつかの間、セヨンの会社のライバル社アジン企画の社長カン・ミヌ(イ・ジョンジン)がセヨンの素行調査を行いソクフンとのスキャンダルを言いふらした。

 その噂を聞いた父ユ会長(キム・ソンギョム)は激怒、セヨンとの関係も悪化し結局代表の座を退くことになったセヨンが、自分の全てを失ってでもソクフンとの愛を守り通すのか、今後の展開に更なる注目が集まっている。(翻訳:宮本りさ)

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