東工大、超音波を使って浮上する移動プレートを開発 少ない力で搬送可能に

2014年8月20日 15:29

 東京工業大学の中村健太郎教授らによる研究グループは、超音波振動を利用して平らな床の上に浮上する移動プレートを開発した。

 工場内の荷物移動など、水平に物を動かす際になるべく必要な力を軽減するための技術が求められている。

 今回の研究では、板に約80mm角のアルミニウム板に圧電素子を接着した「たわみ振動板」を組み込み、超音波振動による音響放射力によって移動させる力を軽減させることに成功した。

 今後は、100kgf程度の大型搬送装置や小型電源装置を開発することが期待されている。

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